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2006年 02月 04日
2005.02,02 コチは、イギリスに占領された歴史もあり、18~19世紀のヨーロッパ文化かなり入ってきた町だった。ここに向かうバスの途中から、バスのあちこちに教会が見られた。そして、ここフォトコーチンの町には、18~19世紀のヨーロッパ調の建物が今も残る。 私が泊まってる、この格安の宿も、古きヨーロッパの調度品などが、備わっていた。 宿の切り盛りしてるのは、家族で、お父さんはいつもボーっとしてたが、体格のいいお母さんの方が、ほとんど切り盛りしてた。 宿にアーユルヴェーダー治療院の、パンフレットを見つけた私は、早速お母さんの方に聞いてみた。 仕事がら、肩から背中がすっかり、硬く凝ってたので、そろそろ受けてみたかった。 電話で予約すれば車で迎えに来てくれるとのことで、電話して待ってると、時間どうりに来てくれた。 まずは、状況を見て決めよう。。 アーユルヴェーダートリートメントは、かなりプライベートなものだから、 受けるかどうか、慎重に見極めたいものである。 車で着くと、男の人5,6人と、セラピスト女性2人が、こじんまりした 治療院にいた。 ドクターと名乗る方に、肩~背部の凝りのことを話しなら、彼の知識や経験を聞きつつ、きちんとしたドクターかどうか、いろいろ会話した。 こういう場所には、ドクターとマネージャーがいるから、できたら両方の 人と話すのが、ベストのように思う。 それから、マッサージ台のある部屋も見せてもらった。 事前に自分が受ける部屋をみておくと、その後の安心度が全然違う。 こちらの部屋は、一応鍵もかかる感じで、ドアもしっかりしてた。 問題は、なさそうな感じだったけど、なんとなくフィーリングが合わない 感じだった。ここでどうしても、受けたいっていう気持ちにならなかったので、見学という感じになって、宿に戻った。 彼らは、快くまた来てねーっという感じで、送ってくれた。 まだ真昼の太陽に、照り付けられる中、夕方まで本屋さんで過ごすことにした。 洋書からヒンズー本からヨガ、アーユルヴェーダー関係の本、ケララ観光局が出してる写真集まで、インド文化を中心にさまざまな本が置いていた。なかなかインドの本は、絵が妙にリアルでかわいい。 そうこうして、読みふけってるとすっかり夕方になった。 だいぶん涼しくなり、海辺沿いの道に涼みに来た。もうたくさんの、人々が友人や家族とともにぞろぞろと散歩に集まっていた。 そんな中、カラスがたくさん飛んでいる。 アラビア海のインドの海には、かもめでなくカラスが本当に良く似合う。 アラビア海の夕陽をバックに、カラスの漆黒ガ飛ぶ中の、サリーの鮮やかな色彩が映えた。 そうしてボーっと風景に見とれて座ってると、7歳くらいの真っ黒な澄んだ瞳の女の子が、きれいなしっかりした発音の英語で大きな目をくりくりさせて 私にいろいろ話しかけてきた。 私が遠くから、ここに来てる事ににすごく興味を持ったこの女の子は、私の家族のこと友達の事、今してる事とかをかわいい大きな瞳でペラペラの英語で、じっと見つめながら聞いてきた。女の子は、美容院を開いてるお姉さん夫婦と、お兄さん、両親と祖父母大家族でここに来ていた。 一人一人紹介してくれて、<いまは、学校に行ってるの、友達100人いるの>と話す彼女は、本当にキュートで学校でも人気者の感じが十分に分かった。 ケララは、インドでも教育水準が最も高く、英語も歴史的背景から、結構幅広いかたがたが、自由に流暢に話されてる。 彼女の英語も、発音がきれいで、話してるとこちらがとても勉強になる。単語もいろいろ教わったりした。 そんな感じで、話してると、お姉さんがチャイと、新聞紙にくるんだ炒ったピーナッツを持ってきてくれた。 お礼を言って、食べながら、ピーナッツの新聞紙で、折り紙のように鶴を作って、女の子と遊んでると、もうあたりは日が沈んで、暗くなっていた。 お姉さん夫婦が、家に夕食食べに来てっと招待してくださったが、アグニの調子もまだ今ひとつで、残すと悪かったのと、明日もっと南のアーユルヴェーダー病院に朝早くいく予定をしていたので、お礼を言ってお別れした。 本当に素敵な家族だった。
by miushanti
| 2006-02-04 21:30
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